思考がどのようなプロセスで現実化していくのか?また修正したい自分の思考はどのように自分から去っていくのか?
Fさんの質問にお答えする形で、プロセスを説明しますね。
自分で自分を幸せにし、お互いを高め合える夫婦・恋人関係を築く!!
パートナーシップ心理学アカデミー代表 湯川央恵です。
思考の現実化の落とし穴
先日、マンツーマンサポートメンバーのFさんから、こんな質問がありました。
とっても大事な事なので、皆さんにもシェアしますね。
セッションを重ねてきて、ようやく
「ああ湯川さんが言ってたことは、こういうことだったんだー!」と日常生活の中で気づくことが多くなりました。
人に丸投げして自分が動こうとしていなかった所から、今ではかなり動けるようになってきたんですよ!ところが、いい感じの変化が起きている中、職場の人達の人任せで依存的態度が目について気になるのです。
これも鏡かと思うと、何だかがっかりです。
まずはいろんなことに気づいて、自分自身の変化も実感して来ているということについて。
Fさん、おめでとうございます!!ですね笑
でも周りの人任せな態度が目について気になる、ということについて。
これについては順々にお伝えしていきましょう。まずはFさんの変化のプロセスについて説明しますね。
丸投げ思考の修正をしてきた結果ー今の現実
Fさんが私の所に来た時は、依存的な彼に振り回されたり、距離感無く尽くし過ぎていました。
また同時に、相手にも同じようにそれを求めてしまい、苦しくなってしまうというお悩みだったんですね。
Fさんとセッションを重ねてきた中で、インナーチャイルドの修正もかなりしてきました。
「全部人にやってほしい」
「全面的に世話して欲しい」
「私の思うように受け止めて欲しい」
という思考が強かったFさんでしたが、紆余曲折を経ながらも、確実に成長!
今では自分にとってレベルが高くて難しいと思う仕事も、どんどん積極的にチャレンジして取り組めるようになってきました。
親や彼に求めるのではなく自分から動く、ということもやれるようになり、しばらくした今。今度は自分の周りで人任せで依存的な態度の人が、やたら気になって来た、ということなんですよね。
思考の現実化の順序
ちょっと落ち込み気味にお話されていたFさんでしたが、これを聞いて私が言った言葉はコレ!
「おめでとー!!やったねー!超ええ感じ〜!!」
そう、冒頭に書いた通りですね。
Fさんは「へっ??」という感じでしたが、これどういうことか分かりますでしょうか?
思考の現実化は以下のような順序になります。
自分自身に、ある一定の量の思考が溜まると
自分より遠い外側から、自分に向かって現実化したものがやって来ます。
これ、めっちゃ大事なこと!
例えば「世話してほしい」「構って欲しい」の思考が強ければ、人任せな人や依存的な人が現れるのですが、その順序は以下の通り。
1、最初は、自分より遠い友達や知り合いに現れ
2、段々身近な友達に現れ
3、身近な人(パートナーや子供)に現れて来ます。
4、最終的には、自分自身の人生でそれらが現実化していきます。
つまり「世話してほしい」「構って欲しい」の依存思考がマックス溜まった状態になることで、そういう困った人に自分がなってしまうわけですね。
これがいく所までいくと、最終的に自分が病気になったり、次から次へと世話されて構われるような問題(事故や事件など)が起きる可能性が高まるってこと。
(病気や事故が全て、この思考の結果ではありません)
だいたい3くらいになったところで、私の所に相談にくる方が多いですねー。
これが思考の現実化の順序。
嫌な現実を変えて行くには?
でもこの思考を修正していくことどうなるか?
先ほどの思考の現実化の逆になるのです。
自分自身から今度は外側に向かって現実化してものが離れていく。
自分からその思考が少なくなって行くので、人任せな態度や人によっては、病気になったり、問題を引き起こすことが、自分自身に少なくなって行きます。
そして今度は、自分の周りに出てくるようになります。
Fさんの場合は、まさにココなのです!
思考が増えて自分の周りに出て来たのではなく、自分にあった思考が減ってきたことで、自分の周りに出て来たってこと。
ココ!
自分ではどうしても冷静に見れないのです!
注意!思考の修正の落とし穴
同じように自分の周りに出てきたと言っても
人によっては、思考が溜まって今まさに修正しないとイケナイ状態の人もいますし、Fさんのように修正してきたからこそ、そのように周りに出て来るひとも居ます。
だからFさんは、ここで行動をとめてしまうのではなく、このままどんどん修正を進めていくこと。人任せではなく自ら行動を起こしていくこと!
すると、周りに出て来ていたその現象がなくなり、今度はもっと自分より遠い外側に移って行くってこと!!
ここで「やっぱり自分は変わってない!」とがっかりして思考の修正をやめてしまう人がいますが、それだともったいないー!まさにここが思考の修正の落とし穴なんですね。
まとめ
ホント自分が何をどう思っているのか、全部自分も周りに出ますからね〜!!
いや〜、Fさん、ここまでよくやりましたね!!
またどんな思考をためているかは、本当に人によって様々。
だから一人ひとりの話をよく聞き、今の状況を知った上で、その人に合った解決やアプローチの仕方があるってことなのです!
なのでどれ一つとして同じセッションはありません!
一人ひとりの心に一緒に降りて行く、そんな神聖な時間でもあります。
とは言え、セッションではクライアントさんと一緒に、毎回爆笑してますけどね。
湯川 央恵