今日もピーカンの晴天でしたね!
庭で採れた夏野菜が、食卓を彩っています。

​パートナーシップ心理学アカデミー 代表 湯川央恵です。

​さて今日は、浮気でお悩みの方はもちろん、
なかなか人生思い通りに行かず、問題に振り回されている、という方にも参考になる内容かと思います。

​浮気が本気の夫の現状

夫の浮気に悩んでいたRさん。
(ご本人の許可を得て掲載させていただいております)

最近では堂々と夫が浮気相手に会いに行くという、開き直りっぷり。

浮気相手からの大胆な匂わせ

​おまけに浮気相手の女性からは、存在を大胆にアピールされ
なぜか妻であるRさんが「訴えてやる!」と言われる始末。

まるで、本妻は向こうで、自分が浮気相手のよう。
こんな理不尽で納得し難い現実に、涙も出ない状況でした。

​浮気される現実を作り出しているものとは?

このような不本意な現実があるならば、それは外から来るものではなくて、自分の内側から作り出していると考えます。

​「私のせいじゃない!」
「悪いのは浮気した夫!」

確かにそうなんだけど、それを生み出している「何らかの行動や信念」を持っていないか?という立ち位置から考えてもらうんですね。

何が悪いとか、何が不十分だったかとか、そういう見方ではなく、
その事象を起こしているとしたら、自分はどんなことをしているんだろう?ってことです。

「そんなワケない!」と思う気持ちも、よーくわ分かるのです。

分かるのですが、良いも悪いも関係なく
できるだけそれを、ニュートラルにみてもらうと、思わぬところから解決への糸口が見えてきますからね!

浮気につながる原因ー幼少期

Rさんは、夫の振る舞いから
「自分は大事にされない」
「自分は価値のない存在」と胸の奥で、感じておられました。

​今、理不尽な現実に感じているその感覚は、遠い昔にも知っている、懐かしい痛み。

するとRさんは、幼稚園の頃に習っていた
エレクトーンの発表会のエピソードを思い出されました。

Rさんはその発表会のトリ。
ところが、大失敗をしてしまったんですね。


先生は大慌て。
お母さんはみんなに謝っている。

自分はだめだ!

自分なんて価値がない!!

​私のせいでみんなに迷惑をかけてしまった。もうどうすればいいの!

​そんなシーンです。

浮気につながる原因ー決めたこと

胸の奥がぎゅっと掴まれるような、苦い思い出。

​その時Rさんは
「もう私は2度と重要人物にならない」

だから「目立たずに生きていく」と決めたんですね。

​つまり、
自分は主役じゃなく脇役
センターじゃなくて端っこ

これを自ら選択したってこと。

理不尽な現実を作る人生脚本ー自動操縦になっている脚本内容

​子供の頃の決断って大した事ないって思うでしょ?
実は心の奥深い部分で決めているので、無自覚のまま「人生脚本」になっているの。

つまり何も考えなくても、自動操縦になっちゃうってこと。

​Rさんの場合は自動操縦で「重要人物になれない」現象が
人生のあちこちで起こってしまうわけ。

これが大人になった今、

ご主人が浮気をし、自分は大事にしてもらえない。
本妻なのに浮気相手のような2番手に甘んじる現実を、何度も体験することになってしまった、ってことなの。
(ちなみにRさん、前も元カレの浮気で別れているんですね)​

そして一番感じたくなかった「自分には価値がないんだ」を
何度も突きつけられる事になるわけです。

​子供の頃の決断を「幼児決断」というのですが、
これは本当に深い部分なので、自分一人ではなかなか分かりません。

​やはりプロに誘導してもらうのが一番。

本当に皆さんびっくりするような思い込みや決断をされてますから。

​理不尽な現実を二度と味合わないために「作った記憶」

​話をRさんに戻しますね。​

発表会で大失敗したことで
「先生から責められた」と思い込んでおられたのですが、それは勘違いの可能性が高い。

冷静に考えて欲しいのですが、就学前の子供が発表会で失敗したからといって、
先生が責め立てることは通常考えづらいこと。

むしろこの記憶は、Rさんが重要人物にならずに、
目立たずに生きることに駆り立てる
ものすごいエサになっているってこと!!

だから後付けで、そういう記憶にしてしまった可能性が高いんですねー!

​浮気された、ではなく自分が浮気させていた!?

​失敗したなら
「責められた!」「私は価値がない!」ではなく、

単純に
「練習しようね」ということで済んだわけです。
(Rさん曰く「全然練習してなかった」とおっしゃっていたので)

​​こんなふうにズレて解釈して、人生を理不尽な体験で埋めていってた!
しかも目立たず端役でいいと、自分から選択していたと、わかったRさんは唖然!

「自分には価値がない」というのは
辛すぎて感じたくないからこそ、その回避行動として「脇役になる」ことを無自覚に選択するわけ。

しかし悲しいかな、脇役になればなるほど、
自分には価値がないことをいやというほど、体験することになります。​

自分の現実を変えたければ自分の内的世界を変えること

Rさんの納得し難い現実は

「自分は価値がない」「自分は脇役」を内的世界で信じ込んだ結果。

内的世界で信じ込んだから、外側の世界でもそれを突きつけられるようなことを、
何度も何度も繰り返し体験してしまうんですね。

​改めて

自分の外側(現実)を変えたければ、内側を変えろ!

ということ。これが浮気であろうが、何であろうが現実を変える王道なのです。
あなたにも伝わるといいなあと思います。

 


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