(佐藤美紀子さん アメリカ・オレゴン在住)
◉何に悩んでいましたか?
私がこちらのプログラムで学ぶきっかけになった悩みは、人に心が開けず、人前で話すと緊張してしまう、ことでした。
パートナーシップは特に問題を当時感じていなかったのです。私は何も問題がないのだから、何かあるとしたら夫が変わるべきだと思っていました。
夫は元々口数が少なく穏やかな性格でした。結婚前、大抵のことは私に合わせてくれる夫と一緒にいるのが心地よかったです。
でも、結婚してからは、環境も人間関係も変わり、今までは心地よかった「口数少なく穏やかで私のすることに口を挟まない」夫が「無口で無愛想でつまらない、頼りない人」と見えるようになりました。
私は度々夫に「何で何にも言わないの!」「何で黙ってるの!」と怒りをぶつけ、一度爆発するとしばらく部屋に引きこもる。1週間、長い時は1か月夫に口を利かない、ということをしてきました。
今思うと、かなりのモンスター妻でしたが、そんな私を夫が咎めることはなかったので、自分の振る舞いを改めなくてはという危機感はありませんでした。
両親は、私が子供の頃、しょっちゅう喧嘩をしていた印象があります。子供の私から見ると、父に不満ばかり言っている母、そんな母にピシッと言えないでいる父、という構図でした。
母の、父への言動が度を過ぎている。おまけに祖母とも折り合いの悪い母。
そんな母のありかたが、私の性格に影を落としているんだと思い、その諸悪の根源に見えた母を憎んできました。
◉何がどう変わりましたか?
憎くてたまらなかった母。
無口で会話ができず、もう熟年離婚するしかないと思っていた夫。
見下していた父への見方が180度変わり、両親、夫に、謝罪と心からの感謝ができ、以前とは全く違う現実が今、送れるようになりました。
家族、特に母と夫への見方が変わり、恨み 怒りが激減してから、心や気持ちが嘘のようにすっきりと軽くなっているのを実感しています。
と同時に、時々何かの拍子に、頭と体にざざーっとエネルギーがわいてくるような感覚を覚えることがあります。
恨みや怒りを抱えることは、とてもエネルギーがいること。でもそこにエネルギーを使うことが無くなったので、使えるエネルギーが増えてきているのかな?という気がしています。
今から思えば、過去の私は、まるでジェットコースターに乗っているかのようでした。
気分がよくやる気いっぱいの時と、落ち込んだ時の差。これには本当に疲れたし、周りも振り回していたと思います。
今も気持ちの揺れはありますが、前よりそのカーブが緩やかになっています。
ベーシックを卒業して2年たった今。
あの頃よりもさらに夫が優しく、子供たちもそれぞれ自立して幸せを実感しています。
先日夫が私の誕生日の日に「今日はお母さんの誕生日だから早く帰らなきゃ」と言ってたと子供から聞きました。
数年前はこの言葉を言って欲しくて仕方なかった私がいました。「言ってよ!」と夫を責めていた時は言ってもらえず、夫のことを大切に思っている今は向こうから言ってくれる。
ベーシックで先生から言われていた「自分の内側が現実に現れる」ことを実感しています。
また母との関係も以前と比べ物にならないくらい、母の素晴らしさが見えるようになり、あんなにイライラしていたのが信じられないくらい穏やかになっています。





