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あなたをイライラさせる『言えない人』と『言いすぎる人』

   

はっきり言えない人とついつい言い過ぎてしまう人

『はっきり言えない人』を理解すると、その反対にいる『ついつい言い過ぎてしまう人』のことがよくわかります。

かつて、『はっきり言えない人』だった人が、それを卒業して『はっきり言える人』になったとします。
自分の中で『はっきり言う』ことに許可を出せるようになったわけですが、そのさじ加減がわからないので、言い過ぎてしまうことがあります。

そして言い過ぎた自分に嫌気が差し、自己嫌悪に陥るというのは、よくある話です。
こんなことなら、言わずにいた方がマシだったと逆戻りしてしまう人もいます。

心当たりがありませんか?

いろんなドラマを繰り広げながら、両極端を行ったり来たりするわけなんです。
これは、対極が分かるからこそ、中庸が分かる。
とても大切な経験をしているところなんです。

 

はっきり言えない

それではここで、『はっきり言えなかった時』について考えてみましょう。

結論を先に言いますね。

言うべき時に、相手に言えなかったとしても、「自分を責めない」ことが重要です。
これまで、自分の意見を『はっきり言う』という経験が極端に乏しかったわけです。
そんな状況で自分を責めても仕方ありません。

さあ、軽く目をつむって、今から言うことをイメージしてください。

・・・


小さい子どもがいます。幼稚園か小学校1年生くらいかな。
その子がはっきり相手に言えず、もじもじしています。

その時、大人であるあなたが、
「何やってんのよ!ちゃんと言いなさいよ!」
「グズグズしていないで、さっさと決めなさい!」
と声をかけたとしたらどうでしょう?

この子は、どんな表情で、どんな感情になっていると思います?
この子は、言いたいことをスムーズに言えているでしょうか?


言えませんよね。

怖くなって、緊張して、頭が真っ白になっているのではないでしょうか。
喉元まで出かかっていた言葉があったとしても、その一言でシュンと萎んでしまいます。

 

そうですよね?

 

それと同じことを、あなたは自分自身に対してやっているということなのです。
誰よりも、自分が自分に対して、一番厳しいんですよね。

こんな風に、他者に対して「もっとハッキリ伝えなさいよ!」とイライラしている方の真実は、ここにあります。

言いたいことをはっきり言えずに、迷ったり、怖がったりしている自分を、受け入れることができていない。
だからこそ、子どもや他人のそんな部分を見ると、イライラしてしまうんですよね。

湯川自身も、わが子が幼かった頃、まさにそんな状態でした。
ちゃんと言えない子どもに向かって、「早く言いなさい!」「お母さんは、ハッキリ言えない子は嫌い!」などと言ったものです。

ハッキリくっきり言えない時、つまり自分の気持ちが分からない時は、ぜひこう考えてください。
「言うべきだ!」と責めるのではなく、「私はコレ!」とハッキリ主張できるまで自分のことを待ってあげましょう。

今すぐ決めなくてもいいのです。

今すぐに「私はコレ!」と言えなくてもいいのです。

自分の気持ちを大事にしようと思っていれば、徐々に分かりにくかった自分の気持ちも、ちゃんと分かるようになってきます。
それまで待ってあげるだけでいいんです。

「早く決めなきゃ」と相手の顔色や機嫌を見て、焦って決めていると、一番肝心な自分の気持ちを置き去りにしてしまうことになる。
他の人から見ると「こんな些細なこと」と思うことだって、それを自分の意思で決められるようになるまで、何度でも迷ってもいいのです。

 

必要なのは、待つ心です。

 

自分を「待つ心」が持てるようになると、パートナーや自分の子どもに対しても「待つ心」を持てるようになります。
全ては自分が源、自分が最初ですからね。

 

ついつい言い過ぎてしまう

では、次に、『ついつい言い過ぎてしまう人』について考えてみましょう。

自分の気持ちを押さえてばかりで、相手にちゃんと伝えられなかった人がいたとしましょう。
そんな人が、少しづつ伝えられるようになると「自分の気持ちをもっと相手にハッキリ伝えるべきだ」と思うようになります。
もちろん、自分の思いや気持ちを相手に伝えることは大切なことです。

それが叶わなかったことで、これまでの生きづらさや、自己価値の低さに繋がっていることは、間違いありません。
「伝えるべきだ」とか「ハッキリ言わなければならない」と思い過ぎると、できなかった自分を責めてしまうのです。

言えなかった人が言えるようになるとハマるダークサイドですね。

これまで言えなかったからこそ、こうなるのです。
そして、その先にあるのが『ついつい言い過ぎてしまう』という傾向です。
我慢していた分、極端から極端に振れてしまうんですね。


「あ!!逆に振れて言い過ぎている」という自覚があれば大丈夫です。


加減を知る為には、極端から極端を経験するプロセスが必要なのです。
それぞれの対極を知っているからこそ「中庸」や「程よい加減」が分かります。

ですから、「極端に振れた私はダメ」などと自分を責める必要もありません。
それも、程よい加減になっていく、大事なプロセスの一つなのだと、自分を許してあげてくださいね。

心配なのは、「無自覚のまま」「気づかないまま」やってしまうということ。
気づかないことには改善のしようがないんです。
まずは、意識してみることからはじめてみましょう。

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湯川 央恵
幼少期からの家庭環境が将来のパートナーとの関係に大きく影響するということを 自らが夫婦関係の中で体験、 解決したことを機に、学んできた潜在意識、NLP、アドラー、フラクタル心理学、認知行動療法等を融合し, <ダメンズ引寄せ心理学の専門家>として活動。 クライアントに寄り添いつつも、問題点にズバリと切り込む独自のセッションが好評。 恋愛結婚の悩みのみならず、子育て、職場などの人間関係に悩む人たちが、自分らしさを取り戻し、真の自立を目指す女性になるまでの必要なアクションをきめ細かくサポート。 全国、海外からもセッション希望の問い合わせが多数寄せられている。

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