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夫に女性の影が絶えない。
過去何度も浮気があり、その度に悲しい思いをしてきたRさん。
相手の女性のことも面識があるが故に、一層相手の女性が腹立たしい!一体なぜそんなことになってしまったのでしょう?
Rさんの幼少期にその理由が隠されていました。
一度浮気をされると「もしかして、また?」と疑ってしまう
一度浮気をされると「また浮気されるんじゃないか」
そう思ってしまうのも分かります。
疑いの気持ちが晴れず、些細な事で疑い、疑心暗鬼に。
それが限度を超えて疑ってしまい、いつも不安な気持ちを抱えたまま…。
これはもう、お互いがしんどいですよねー。
今日はそんな状態だった、Rさんの事例をおつたえしたいと思います。
バリバリ稼ぐ夫
夫を疑いたく無い!でも怪しい!と思うRさん。
夫は事業家として、会社を何社か経営しています。やり手でバリバリ稼ぐ夫なのです。
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「自分以外の他の誰かに、夫の関心がちょっとでも行く事が許せない!」
「私だけを見て!」
「私以外の女性からの誘いは断って!」
という思いがRさんには強くあったんですね。
夫に女性の影が途切れない本当の理由
セッションでその「原因」となった幼少期に誘導しました。
すると小学1、2年の頃、4つ下の妹とのあるシーンに。
ここからは実際のセッションでの、
湯川とのやりとりの一部をお伝えします。
Rさん:リビングのテーブルに妹のキャラメルがいくつかあります。
妹のキャラメルだと分かっていたけど、私は欲しかったから1つ取って食べました。
湯川:なるほど、そしてどうなった?
Rさん:妹が烈火の如く怒っています。
怒ってテーブルをひっくり返した瞬間、テーブルが私の足の指を直撃し、爪を痛めました。湯川:おぉ、そうなのですね〜。その時Rさんはどう思ったの?
Rさん:何よ!キャラメル1個くらいのことで!と怒っていますね。そして「全部取った訳じゃないのに!私は悪く無い!」と思っています。
湯川:なるほど。妹さんは?
Rさん:怒って泣きながら「人のもの盗らないで!」って言ってます。
ここまで読まれて、あなたはどう思いましたか?
小さい頃に何を信じ、何を決めたのか?
今、Rさんに「同じ事が起こっている」ということが分かりますでしょうか?
キャラメルが夫で、妹が今の自分、子供の頃の自分が、夫の浮気相手、という構図になっているんですね。
Rさんは、自分がやったことの非を認めるのではなく「妹が悪い!私は悪く無い!」と思っちゃったんですね。
つまりここでRさんは「人の物を盗る」というのをやっていた訳です。
もちろん幼い頃の、小さな小さな出来事です。
自分が作ったマイルールを役割を替えて何度も演じる
でもこの時にRさんが作ったマイルール
「人のものを勝手に盗っても良い」
これを作ったので大人になったときに、夫に言い寄って来る女性達が途切れないわけです。
決して妻の座を奪われるようなことは無いけど、夫の関心も時間も、自分以外の相手の女性に奪われてしまう。
全部じゃないですよ「一部」ですね。
ここがキャラメル全部ではなく、1個だけ、ということと同じなのです。
そのことに対して、Rさんがどれほど心を痛めていたとしても「そんなこと大した事無い」と自分が、かつて妹に対して思ったように相手女性から思われ、何度も何度も同じ事が起こってしまうわけです。
自分が圧倒的な被害者だと思う時は、どこかのレベルで圧倒的な加害者をやっている
「されたことはやったこと」
つまり、Rさん。自分が先に盗っていたんですね。
それを「これくらい大した事無い!」と自分の場合はキレイに棚に上げて、すっかり忘却の彼方に追いやっていたのです。
今、誰かに「奪われた」と思うことがある人は、過去に自分が「奪っていた」ということをシッカリ思い出すこと。
その時、その出来事に対して「これは仕方無かったのだ」とか「妹だって◯◯を盗った」とか
アレコレ言い訳を言わず、まずははっきりと自分の非を認めること。
そして心の中でキチンと謝ることなんですね。
ここがまず最初のスタートですね。
湯川 央恵