目次
怒りの感情は、あなたにどのように影響を及ぼしますか?
パートナーシップ心理学アカデミー代表 湯川央恵です。
昨日「怒りを情熱に変換することの重要性」をお伝えしたのですが
具体的な事例を挙げて説明することができませんでした。
なので、今日は私自身の経験を元に「怒りを情熱に変える」具体例を共有したいと思います。
怒りを情熱に変換するまでの出来事ー夫からの解雇
もう15年以上前の話になります。
当時私は夫との関係性が上手くいってませんでした。
夫が経営していた会社の役員として私は働いていたのですが、ある日、社長である夫から解雇されたんですね。
夫から解雇されるなんてこと有るのかと、もうその時は、怒り心頭ですよ。
「なんてヒドイやつ!!」と思ってました。そのとき子供たちは、学業とスポーツに熱心に取り組んでおり、これからお金もかかる時期でした。
怒りを情熱にする夫からの一言に感じた悔しさと怒り
あれこれ考えた結果、私自身は他の会社で働くことよりも
これまでやってきた社員教育であるコーチングを活かして独立起業することを決意したんですね。
当時、私が起業すると夫に伝えたとき、夫は私を一蹴しました。
「起業を舐めるな!」「お前に起業なんかできる訳が無い!」という言葉です。
悔しさと怒りがメラメラと込み上げてきました。
その一言が、私の中の悔しさと怒りが火となり、ガソリンとなり、前進する力となったんですね。
「何がなんでも成功させてやる!」
「見とけよ!」
「その言葉を言ったことを後悔させてやる!」
と心から思ったんですねー。
いやー、今から思ったらワタシ怖いっすね笑
怒りを持ったからこそ得られたもの
でもね、その夫の言葉がなければ、今の私は存在していなかったと思いますし、
また3000名以上の方々の人生をサポートすることも、みなさんの人生の転換点にも立ち会えていなかったのです。
夫の言葉が私を覚醒させ、本気で挑むきっかけとなったというわけです。
精神的に未熟だと厳しさは悪と見える
でも自分が精神的に未熟だと「厳しさ=悪」だと見なしてしまうんですね。
そして相手をモラハラだ!などと思い、
自分の怠慢さや傲慢さを棚にあげて、被害者ポジションに収まり心の中で相手を責めまくる。
それまでの私は、こんな状態だったし、夫の言うようにあの言葉がなければ、舐めた起業の仕方をしていたと思うのですよ。
だから夫は私のことを、よーく見て、あの言葉を言ってくれたなあって思うわけです。
怒りを情熱に変換する3ステップ
まとめると私が行ったステップは3つになります。
- 悔しさをそのまま受け止めた:
自分の感情を抑えず、真正面から受け止め、味わった。
(ここをせずにすぐ行動するのは、受け止めてないのと同じ。だから何度も同じことが繰り返されます。)
- 具体的に行動した:
上記1をやった上で、悔しさをバネに、目標に向かって積極的に動き出した。
- それを継続した:
一時的な感情でなく、長期的な視野で行動し続けた。やり続けること、継続することは本当に大事。
心の底から湧き上がる悔しさが人生を飛躍させます。
これは私の実体験からも言えることなんです。
その先には、湯川と同じように
怒りを感じていた相手に対して「あなたがいてくれたからこそ」と感謝の気持ちが芽生えるかもしれません。
それはどちらでも構いません。
いづれにしてもあなたも怒りを持て余さず、そのエネルギーを活用して情熱を引き出しましょう。
怒りは情熱そのものーまとめ
人生の途中で様々な問題に直面することは避けられません。
ですが感情を上手く活用して、人生をより良くする力が私たちには備わっています。
これからも、皆さんの心の声に耳を傾け、共感し、サポートして参ります。
そして、これがあなた自身の夫婦関係や親子関係、職場の人間関係においても少しでも有益でありますように。
あなたの人生が、より豊かで充実したものになることを心から願っています。
ではまた!
湯川央恵