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人と向き合う仕事で疲れきってしまう??
今回はセラピスト・カウンセラーを取り巻く現状と、湯川が今後やっていこうとしていることについて、お伝えします。
人を支える仕事の職業病 ともいわれている「燃え尽き症候群」。
この言葉から想像できるように、やり過ぎて、燃え尽きてしまうわけですね。
何とかこの人を救いたい!助けたい!
そんな思いが強ければ強い程、一人で抱え込み苦しくなり、結果的ににっちもさっちも行かず辞めてしまうという方が少なくないのです。
真面目な方ほど、このダークサイドにハマってしまいがちなんですよね〜。
これは前回もお伝えしたように、カウンセラーやセラピストに関わらず、保育士、教師、看護師、福祉職など、人を支える仕事をされている方全般に言えることだと思います。
カウンセラー・セラピストの現状
介護や看護師はチームでやっていくのがアタリマエですが、カウンセラー・セラピスト業界は「一人でやっていく」というのが、まだまだ主流。
遅れている業界だと言えます。
人を支える仕事というのは、自分一人でやっていくと何もかも抱えてしまい、つぶれてしまう可能性をはらんでいます。
それゆえ折角独立したのに、残念ながら苦しくなってしまい辞めていくという人が出て来るわけですね。
これからはもっと社会が複雑化していきます。
ということは心のサポートを求められる場が、ますます増えるということ。
でもセラピスト側に「べき」や「常識」などの信じ込みや、依存部分があるとどうなるでしょう。
そんな状態でセラピストが孤立してしまうと、クライアントと境界線の無い状態になり、結果的にクライアントもセラピストも、どちらも苦しい思いをしてしまうことになるのです。
のめりこんでしまうホントの理由を見て、修正していくこと
ヘトヘトになるまでクライアントに関わるのは、結局のところ、相手の自立を阻むことにも繋がっています。
つまりクライアントにのめり込んでしまっている訳です。
「何とかしなければ」が強いということは、あなた自身が親に「何とかして欲しかった」「親なら助けるべき」という「幼い頃の思い残し」や「アタリマエ」がどこかにあるのかもしれません。
つまり「のめりこんでしまうホントの理由」を見ないと、いつまで経っても「ヘトヘトになるまでやり過ぎてしまう」ことから抜け出せないのです。
依存を増産している事実
このようにセラピストやカウンセラー自身に被害者意識が残っていたり「べき」が強いと、クライアントに寄り添えません。
またそれは同時に「境界線が曖昧」でセラピスト側が「精神的に自立していない状態である」ともいえます。厳しいですけどね。
自立していないことで、クライアントを本来見つめるべき点に直面させられないばかりか、「あなたは何も悪くないのよ」とか「あなたは自分を大事にすればいいのよ」などと「癒し」や「聞くだけ」に終始してしまい、
その結果、さらに依存的な人を増やしてしまっている、という事実に、シッカリ目を向けることだと思うのです。
湯川の願い
だからこそ、だからこそ!
私はセラピストがこの仕事に疲れ果てるのではなく、イキイキとしながら誇りを持ってやっていくために、セラピスト・カウンセリングリーダー育成のための専門知識を教育・成長支援が必要だと考えます。
対人援助職であるセラピスト・カウンセラーが依存から真なる自立へ、心の成熟度を上げていきセラピスト・カウンセリングリーダーとして活躍していただくこと!
そして孤立することなく、バックアップ体制を整えたチーム・組織でやっていくことを事業として取り組んでいきたいと思っているのです。
今、これを小さな規模でテスト展開していますが非常に手応えを感じています。
セラピスト・カウンセラーの新しい働き方改革
このように「成長支援」と「バックアップ体制」の両輪を持つことで、セラピストやカウンセラーがボロボロになって燃え尽きるのを防ぐことが出来ると思っています。
燃え尽きて、自分がなくなってしまうまで疲れ果てててしまうセラピストを、少しでも減らす事が出来ると思うのです。
そして何よりこの仕事を楽しみ、セラピスト・カウンセラーリーダーとして、クライアントさんと共に成長し、自分の人生を力強く創造していく仲間を輩出していきたい。そして大人も子どもも共に輝ける社会を創りたい。
今回セラピストやカウンセラーのダークサイトについて沢山書きましたが・・・・
この仕事は、本当に素晴らしい仕事なのです!
クライアントさんがサナギから蝶に進化成長する、そんな姿を、日々目の当たりにできる仕事。
こんな嬉しい仕事って無いと思うのです!
そして女も男も
老いも若きも
真なる自立の中でともに支えあい、
育みあう希望の社会を創りたい!
本当にそんな世界が実現できると、私はド真剣に考えています!
どうぞこの思いに共感してくださる方は、是非応援お願いします。
共にそんな社会を創り上げて
いきましょう!!!
湯川 央恵