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恋愛・結婚がうまくいかない。子どもや親との関係がギクシャクしている。上司からのパワハラ…、などなど。
こんな毎日だと、自分に自信もなくなってしまいますね。
この自信のなさを、ここでは「自己評価・自己肯定感が低い」と定義したいと思います。
自己評価や自己肯定感の低さは、なんとかできるものなのでしょうか?今日はそんなところをお伝えしたいと思います。
自分で自分を幸せにし、お互いを高め合える夫婦・恋人関係を築く!!
パートナーシップ心理学アカデミー代表 湯川央恵です。
自己評価・自己肯定感が低い本当の理由
今日は結論からいきますよ!!
自己評価・自己肯定感が低い理由はズバリこれ!!
「親の愛を理解し受け止めることができていないから」
え?どゆこと???と思われました笑
親ならもっと優しくして欲しかった。
否定するんじゃなくてそのままを認めて欲しかった。
もっとやりたいことをやらせて欲しかった。
もっと私をみて欲しかった。
もっと関わって欲しかった。
もっと!
もっと!!
もっと!!!
こんな風に親のやってくれたことを「愛」だと思えず
むしろ自分は愛されなかったと思う。
弟のほうが可愛いんだ。
私がそばに行ったら立ち上がって離れていった。
私が手を握ったら離された。
こんな風に親の態度から「自分は愛されなかった」「大切にされなかった」「尊重されなかった」と思ったから「自己評価」や「自己肯定感」が低いままなの。
この大いなる勘違いのせいで、何十年と生きづらさを感じていたってこと!!!
自己評価・自己肯定感の低い女性の特徴ー「愛されたい」が強い
愛されたい!と思うことが悪いわけではありません。
でも上記に書いた親の愛を勘違いした女性は「愛されたい願望」が非常に強い!!!
しかも、自分から働きかける、というよりも、向こうからもたらしてくれるもの。
自分から積極的に愛するのではなく、自分からは何もせず、相手からしてくれるもの。
自分は選ぶだけ。待っているだけ。
傷つく事も無いし、否定されることもない。
この女性の「動かなさ感」は男性からすると「傲慢さ」「重さ」「湿度」と感じるものなんですね。
どーです?胸に手を当てて考えてみましょう(笑)
愛されたい!が強い人は、自分は待っているだけで、向こうからアレコレしてくれることを当然のように期待する。まるで「坊」のようだ、ってことなんですね。
自己評価・自己肯定感の低い女性の特徴ー常に不安
でね、この「自分が動かず」という姿は「赤ちゃんと同じ」なんですね。
赤ん坊の頃、私達は親、もしくは親に準ずる人から全面的な愛を受け、世話を受けてきました。
誰もがその時代が100%あったんですね。でないと今生きていませんから。それは赤ん坊ですから当然のことなのです。
ただ自分が大人になっていくのにまだ、全面的に世話をしてもらい、愛を与えてもらいたい!が強いとどうなるか?
自分から積極的に動かず、向こうから動いてくれるのを待つので、自分のキモチが満たされるのは、相手次第だ、ということになるわけです。
相手に動いてもらって初めて「愛された」と思える訳ですから、常に不安なのです。
そしていつまで経っても自分に自信が持てない。
つまり自己評価が低いまま、ってことなのですよー。
自己評価・自己肯定感の低い女性の対処法
じゃあ低い自己評価を何とかしようと思ったら?
そう!
人に過剰に期待をせず、自分で欲しいものを取りに行く。
言葉に発する。
行動するってことなんですよ!
そして何よりも、親の愛を勘違いしてきたことに対して、しっかり心の中で謝罪するってこと。
いいでしょうか、是非具体的に行動していきましょうね。
自己評価・自己肯定感の低い女性の勘違い
ここまで読んだ方から感想をいただきました。
「愛されたい」は自分から動きたくない、傷つきたくないというのはまさに私のこと!
それで自分にいつまでも自信がないのかーと、肚落ちしました。でも自分が動かずやってもらうことで、何と言いますか、相手より優位に立てる気がするんですよね〜。
私は常に優位なポジションに居たいのだと思います。
おおおっ!なるほど!面白いですな(笑)
確かに自分が動かず、相手が自分の願うようにアレコレしてくれることで、気分的にも「優位に立てる」ような気がするかもしれませんね。
優位に立つということは、相手を傷つけることがあっても、自分は傷つけられることは無い、と思っているかもしれません。
そうやって周りがアレコレしてくれたり持ち上げてくれると、次第にそれが「アタリマエ」になってしまうんですね。
それで一層、自分から働きかける、ということをしなくなってしまいます。
自己評価・自己肯定感の低い女性が失っているもの
「自分からやらなくて周りがやってくれるなんて最高じゃない!」
そんな風に思った方、ちょっと待って!
そのことで「いつまで経っても自信が身につかない」というデメリットがあると言う事は、先ほど伝えた通りですが、まだあるんですね。
何かと言うと
「自分の言いたい事が一向に伝わらない」
つまり、周りが察してアレコレしてくれたので、自分の思いを表明していくという機会がおのずと少なくなります。
自分の思いを言語化して、相手に伝えて行くという訓練が出来ていないってことね。
だから自分のキモチを伝えようとするのですが、めっちゃ下手なのです。
回りくどい言い方をしたり、要領を得ない。
話のポイントが不明確で、何が言いたいのか伝わらない。
するとまた「なんでわからないの!!」とイライラ&相手に期待するようになってしまうんですね。
自分の思ったように察してくれないと「傷ついた」と思ってしまうワケですよ。
いやもう、ホントどれだけこじらせたら気が済むのか、というくらいです!
自己評価・自己肯定感の低い女性の傷つきやすさのカラクリ
自分では動かないで、相手からやってもらうことがアタリマエ。
そのプライドの高さこそが、問題なのです。
そのプライドがあるからこそ、察して貰わないと怒ったり、相手を責め、要求がさらにエスカレートしていくんですね〜。
最後には「やってもらえないだけで傷つく」なんてことになっていくんですね。
どれだけお姫様やねん!!!
自己評価や自己肯定感が低いだなんて、嘘でしょーーーーっ!です(笑)
傷つくことにやたら敏感になってしまう方が多いのは、このようなカラクリがあるからなんです。
優位に立つ事よりも言いたい事が伝えられないことのほうが…
なので優位に立っても、思った程には心の満足は得られないってこと!
傷つかないために、この方法が良いと思ったかもしれませんが、実はそうじゃないってこと。
それよりも、自分の思った事を言語化する訓練が出来ない事を、もっと怖れた方がいいです。
察してもらい、まわりにあれこれお膳立てしてもらわないと、何も出来ない、何も欲しいものが手に入らないなんて、ほんと不自由極まりない!
欲しいものがあれば自分が動いて手に入れて行く。そういう人生にして行った方が、どんだけ楽しいか!
自己評価・自己肯定感の低い女性の対処法ーNoを受け入れる
もし自分のキモチを相手に伝えた時、相手がそれに対して「No」と言う事だってあります。
それはそれでツラいかも知れませんが、自分だって相手からの要望に対して「Yes」と言っても良いし「No」と言ってもいい「自由な選択」があるわけです。
その自由があるってことは、相手にだって同じように選択する自由があるってこと。
「私はあなたにNoを言ってもいいけど、あなたは私にNoはアリエナイのよー!」は通りません。
自分がオッケーなら、相手もオッケー。自分がNoなら、相手もNo。
ここを一致させていくことなのです。
まとめ
自分の気持ちをキチンと言葉にする。
これが自分を大事にすることに繋がりますし、自信を身につけて行くファーストステップでもありますからね。
何よりも
親の愛を理解し受け止められていなかったことに、深く謝罪をする。
これはマストです!!
湯川 央恵
この記事も参考になりますよ!