パートナーから突然離婚要求が来た!
子供が不登校になった!
突然パートナーが豹変した!
こんなふうに「突然」何かが起こると、私たちは慌てふためきます。ですが、そこに至るまでに、何度も「サイン」があったはずです。
日々の出来事から自分への「サイン」にすることで、大きな痛手を未然に防ぐことができたり、未来への大いなるヒントにすることもできます。
今日は「失敗」について一緒に学んでいきましょう。最近トラブル続きだ、という方には大いにヒントになるはずですよ!
自分で自分を幸せにし、お互いを高め合える夫婦・恋人関係を築く!!
パートナーシップ心理学アカデミー代表 湯川央恵です。
大きな失敗を防ぐ!小さな兆候を見逃していないか?
大きな失敗には
「あの時こうしたことがマズかった」とか
「今の自分ならこうする」など比較的キチンと反省しやすいですね。
ところが些細な失敗に対しては
「これはたまたま」とか
「大したこと無い」とか
「そんな細かなことをいちいち気にしていたら生きていけないよ!」などと、スルーしていないでしょうか?
確かに、そういう生き方も一つです。
ただ同じ失敗を繰り返している時や、問題が昔より段々大きくなっている時などは、
ちょっと立ち止まって考えてみることが必要かも。
失敗から学ぶー物事が成就せず失敗する5大要因
以下は湯川が思う物事が成し遂げられず失敗する原因のベスト5。
きっとこれ以外でもありましょうが、これがかなり多くを占めるのではないかと思いました。
要因 | 概要 | |
---|---|---|
1 | 無知 | 初めてのこと、やったことのないことなど、自分の中に参照枠がないことや、知識として知らないことによる失敗。 |
2 | 不注意 | 本来防げていたものなのに、不注意のため起こした失敗 |
3 | 不遵守 | 本来守るべきルールや手順を守らないことによる失敗 |
4 | 誤判断 | これくらい大丈夫だろうという脇の甘さや驕りによる失敗 |
5 | 練習不足 | 途中で諦めてしまったり、数稽古が足らないことによる失敗 |
いろいろ書きましたが、まとめると結局は「チャイルド思考」。
チャイルド思考がワンサカあると、ルールを無視して自分勝手にやってしまったり、見通し甘く、初めてやることでも「ちょっとやっただけで、すぐできるはずだ」とか「言わなくても私のことは理解してくれて当然」などと思い込み、自分の思い通りでないと急に激昂したり、やる気がなったりね。
そりゃこんなことを繰り返していると、なんであっても物事を成し遂げることなどできませんね。
小さな失敗の先に大きな失敗がある
実は大きな失敗とは、小さな失敗の先にあるもの。
なので些細な失敗を見過ごしていることで、大きな失敗に繋がっているのかもしれません。
何か起こるには、起こるだけの原因がある。
原因なしに起こることはありえません。
でもそれが突然起こったように思うのなら
小さな失敗や予兆を気付かないままスルーしていたということ。
ヒヤリハットの法則
1つの大きな事故の裏には
29の軽い事故があり、その前には
300もヒヤリハットする異常が存在するという法則。
最初の300、ヒヤリハットの段階で対応すればいいのですが
「まー大丈夫だろう」「たまたまだろう」
こうやってスルーしていると、
大きな失敗になって、えらい目に遭って「やっと気づく」のかもしれません。
細かなことに気づくためには、些細な兆候をスルーしないこと。
日頃、周りから言われている声に、耳を傾けるということ。
「うるさいなあ」「神経質なんだよ!」と逆ギレしていると
せっかくの気づきのチャンスをふいにしてしまいます。
そうなってくると
「思いっきり頭を打つまで気付けない」ということになってしまいますからね。
何が何でも周りの声に耳を傾けろ、というわけではありませんが
ここのところトラブル続きだ、という方は、些細なことをキャッチする目は持っていた方が良さそうです。
特にパートナーから突然離婚要求が来た!という方は、決して「突然」ではありません。
これまで軽微な兆候を見ようとしてこなかった、自分の責任でもあります。
そうならないためにも
まずは普段自分が周りから言われている言葉を振り返ってみましょう。
その言葉を書き出してみましょう。
頭で理解しているつもりであっても、文字にすることで「スルーしていた!」と気づくこともあります。
何より「このまま行くと危ないよ!」とイエローフラッグを振って教えてもらっていた!なんてこともあるかもしれませんよ。
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