あなたは自分都合を、持ち出していませんか?
今日久しぶりに、合気道の動画を見ました。
いやー、やっぱり背筋がピンと伸びますね。
自分で自分を幸せにし、お互いを高め合える夫婦・恋人関係を築く!!
パートナーシップ心理学アカデミー 主宰 湯川央恵です。
コロナで久しく合気道の稽古に行けていないので、今のうちに自宅で自主練をしっかりやってます。
守破離ー修行段階論
さて合気道にかかわらず、何かを習得していくのに「守破離(しゅはり)」という修行段階論があります。
【守】とは
まずは師匠に言われたことを忠実に聞いて、基本を守り土台を作っていくフェーズ
【破】とは
経験を積み重ねながら、その土台を守りつつ応用や改善をしていくフェーズ
【離】とは
これまでの学びにとらわれず新たなものを生み出していくフェーズ
これは武道だけでなく、何かを習得する際、そのまま使える考え方だと思います。
素直さを持ち合わせていない危うさ
まずは言われたことを素直に聞いて、真似をする段階って大切です。
この時に「自己流」でやってしまう人が結構いますが、結局「基本」が身についていないので、後々苦労するケースが多いのです。
自己流は事故流、です。
大事なことはスタート時点で、素直さを持ち合わせていないという点。ここは結構問題です。
自分都合を持ち出していないか?
素直さを持ち合わせていない、というのはどういうことかというと
「自分に都合のいい所」だけしか学ばないという姿勢、ということなのです。
自分の「苦手なところ」「やりたくないところ」「見たくないところ」をパスしてしまうんですね。
何かを習得しようと思ったら「素直さ」とともに、「自分都合を持ち出さない」ということが必要です。
自分都合を持ち出してしまう理由
こういうことになってしまう理由は2点あると思います。
1、焦り
早く到達したい
早く習得したい
早く身に付けたい
この思い自体は悪くないのですが、そのためにショートカットして、ラクしようという思いが問題になるんですね。
2、慢心
これくらいなら自分にもできる、という思いです。
慢心してしまう理由は「敬意がない」ことでしょう。
学びにおいて、敬意がないというのは本人が思っている以上に、大きな問題なのです。
敬意がないとは、人を見下す思いですね。
これは本当にナチュラルに持っていますから。
自分が人を見下しているとは、なかなか気づけないのです。なので無意識で見下している、ということでしょうね。
そんな状態では学べないですね。いや、学ぶ資格がない、と言ってもいいかもしれません。
合気道の動画を見て、久しぶりに大切なことを、私自身も思い出しました。
一足飛びに成果を出したい、と思うかもしれませんが、そんな時こそ今日の「守破離」を思い出して焦らず一つづつ丁寧に積み重ねて行きたいものですね。
お互い、頑張りましょ!^ ^
湯川央恵