心と体は一体。
私の個別プログラムの受講生さんで、肌のトラブルで悩んでおられたSさんという方がおられました。
肌トラブルを心理で分析すると、意外な思い込みが! 今日はSさんの事例を元に心と体の関係性についてお伝えしますね!
自分で自分を幸せにし、お互いを高め合える夫婦・恋人関係を築く!!
パートナーシップ心理学アカデミー代表 湯川央恵です。
根治しない しつこいニキビ
初めてSさんと会ったときは、確かにニキビで顔全体が赤くなっていました。
ですが、ご本人が言う程ヒドい状態とは感じなかったのですね。
ただ、Sさんご自身は深く思い悩んでおられました。
小学校の頃からヒドいニキビで悩まされ、病院にもかかり、食事療法や、枕やシーツを清潔にするなど、あらゆる方法を試してきたSさんでした。
やった時は若干改善は見られるものの、しばらくすると元に戻り、根治せず。
社会人になり仕事が忙しくなると、またニキビがヒドくなる、そして大きなマスクをして顔を隠す、というのを繰り返しておられました。
肌トラブルを心理から分析
私は皮膚科医でもなければ、何かの医者でもありません。
ただこれまでいろんな方のセッションをしてきた私から見ると
明らかに心の中の思いが影響していると思いました。
Sさんの場合はズバリ「私を見て!」。
これがかなり強かった。
つまりニキビでヒドい肌になることで「悪目立ち」するわけですね。
腹トラブルに繋がる幼少期の思い
さらにSさんの場合、ご両親に強烈な怒りを感じておられました。
アル中の父、すぐ感情的になる母。そして自殺未遂を繰り返す弟…。
怒りはホント肌に出ます!ニキビ以外にジンマシンやアトピーとして外に出るんですね。
親に対しての怒りを抑えている人は、一度きちんとそれを認識したほうがいいです。
あ、認識するっていうのは、親にその怒りをぶつけるんじゃないですからね。
その意図は何?
で、弟に対してなぜイライラするのか?ココですね!!
その理由をSさんに聞くと、このように返ってきました。
「死ぬ!」と弟が言うたび、家族が大慌て。
死なないでとか言われて、注目されて、それで大騒ぎしているだけ。「死ぬとわめいて人を振り回すな!!」と。
まさにこの言葉がSさんの肌トラブルの根っこ。
つまり姉のSさんから見ると弟の自殺未遂は「アピール」なのです。
Sさんは弟のように自分もあんな風にみんなに見てもらいたかった。でもすごく我慢したんですねー。
それを弟は「自殺未遂」という「汚い手」を使って堂々とやっているからこそ、弟のやり口が見えるのです。だから腹が立つ。
まさに自分と弟は鏡。
自分もニキビがあるからこそ「見てみて!」と無意識にアピール出来る訳です。
だからニキビや肌トラブルを直したいと思っても、こんなにメリットがあるのですから手放しません。
まとめ
私達は「意図」が現実化します。
願いじゃないですよ。意図なのです。
なので現実を変えたいなら、この「意図」を見抜かないとダメ。
Sさんの場合は「私を見て欲しい!」が強く意図としてあるからこそ、それが現実化していった、ということなのです。
Sさんはこの意図を変えない限り、根本解決は難しそうです。
それどころか「見てみて!」の意図を持ち続ける限り、肌の症状がさらにヒドくなったり、事件や事故に巻き込まれて、みんなから「バッチリ見てもらう」なんてことになってしまいますからね。
湯川 央恵
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