「蛙化現象」を知っていますか?
こんにちは。パートナーシップ心理学アカデミー 月曜日メルマガ担当の大城悦子です。
先日、友人が教えてくれたのですが、
その友人の高校生の娘さんがコレになっちゃって悩んでいるとのことでした。
蛙化現象とは
「好きなのに、その相手が自分に好意を見せると、途端に嫌悪感を感じてしまう現象」なのだそうです。
友人の娘さん(仮にAちゃんとします)は今年高校2年生。
高校入学当時から好きな男の子がいました。
最初は一方的な片思いだったものの、Aちゃんの思いがめでたく伝わったようで、
意中の相手から「つきあってください」と告白されたのです。
ここまで聞けば、よかった、よかったですよね。
おばちゃんなんて、告白とか片思いとかってワードだけでも
「青春やんかーー!」って大盛り上がりなのに(笑)
幸せの真っ只中のはずのAちゃんは
憑き物が落ちたように彼を好きな気持ちがなくなり
それどころか彼が近くに寄ってくるだけで、鳥肌が立つほど気持ち悪く感じてしまうようになってしまいました。
自分の気持ちの変化にAちゃん自身もどうしていいかわからず
落ち込んでいるらしいのです。
それを聞いたおばちゃんたちは
「初々しいわー、青春やんかいさー!」
と本人の悩みをよそに、また勝手に盛り上がったわけですが
これ、高校生くらいの悩みだと微笑ましいんですよね。
まだ恋愛経験が少ないうちは、遠くで見ているうちはよくても
いざ現実に男の人と親密になると思うと、妙に生々しく感じてしまうなんて、あるあるです。
ある意味通過儀礼として必要なのかもしれません。
ただこれが、学生でなく大人になってからも続くようなら要注意なんです。
なぜなら、自分が幸せになるためのパートナーシップを選べなくなってしまうから。
蛙化現象になってしまう理由として、経験不足の他に
自分に自信がないことがあります。
自分に自信がないから、素敵だと思っていた人がいざ自分に好意があるとわかると
あんなに素敵な人なのに、こんなダメな私を好きになるなんておかしい!
自分と同じくダメな人なんじゃないか!?
人を見る目がないやつだ!
なんてという感情が芽生えて、気持ち悪いとなってしまう。
そうすると、自分に好意を寄せてくれる素敵な人とは
おのずと縁遠くなるのも自然なことかもしれません。
これでは幸せをつかむのはなかなか難しいですね。
それどころか自己評価の低い自分だと
実感できるような恋愛を知らぬ間に選んでしまうこともあります。
そうならないためには、どうすればいいでしょうか?
自信のある自分になる?
自己評価をあげる?
確かにそうなんですが、その前になくてはならない大切なことがあります。
それは「自分の現在地を目をしっかり開けて見ることです。」
自分に自信がないというと、どこか謙虚でしおらしい感じがするかもしれません。
でも実際は何の根拠もなく自分を過大評価しているがために
現実とのギャップに勝手に落ち込んでしまった結果
自信をなくしているにすぎないのです。
問題は妄想と現実のギャップです。
現実をあげてギャップを埋めるのではなく、
妄想の梯子から現実の地面まで降りてくることが必要なんですね。
それができた後、好きになった人なら相手から好意を示されても
急に醒めたりすることなく、地に足のついたパートナーシップを築いていくことができると私は思います。
高校生のかわいいお悩みから、
大人の女性が幸せなパートナーシップを手に入れるための自信のつけ方についてお話しました。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。
大城悦子