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そのイライラ、本当は自分にダメ出ししていませんか?

      2017/07/01

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不機嫌になっている子どもにイライラが止まらない

子供が不機嫌になっていたり、怒っているのを見ると、とてつもなくイライラしてしまう。

この怒りは自分の幼いチャイルド思考から来ているとは思うけど、一体どうすればいいのか。

 

こういうご相談を頂きました。

いやー、湯川も子供が幼いころ、同じようにイライラしていました。


子どもに原因があるというより、どちらかというと自分に何か気づくべき点があるんだろうなあと薄々感じてはいたけど、一体どうすりゃいいのか分からない!

なので、この方のお気持ち、よーわかります!

 

でもね、大丈夫!そこから必ず変わる事ができますからね!!

 

この相談者Sさん。子供に怒ってしまうのは、自分の幼いチャイルド思考から来るのだと気づいてはおられるんですよね。

でも、目の前で子供が不機嫌になっていると、怒りの思いがどうしても押さえきれない、という状況。

 

まずは子供の姿が、「かつての自分の姿そのものだった」ということに気づけている事はスゴいことなのです〜。

 

でもそれが分かっていても、どうしても子供への怒りが収まらないSさん。

一体Sさんは、どうしたらいいんでしょうね。

 

怒っていたのは実は自分だった?

以下はSさんと湯川のやり取りです。

 

湯川:子供が怒っている姿を見ると、どんな気持ちになるの?

 

Sさん:湯川先生がいつも仰る「鏡の法則」だから、自分の姿だとは思うんですよ。

でもね、すごい腹が立つんですよ。いい加減にしてよ!って思ってしまう。それに子供から責められているように感じるんですよ。

 

湯川 :ほー、そうなんですね!

 

Sさん:ええ、私は幼い頃、あまり言いたかったことも言えなかったし、親に怒られても黙っていたんですよ。

だからこんなに言いたい放題言う子供を見ると、とにかくその怒りを止めたくなってしまうんです。

 

湯川:おー、止めたくなるんや!

 

Sさん:そうなんです!許せない気持ちになります。

不機嫌を直してもらおうとアタフタするというより、怒りの思いがすっごく湧くんです。

 

湯川 :おー、そうなんやね・・・。あのね、Sさん。Sさんは親に対して「私は言いたい事も言えず、ずっと我慢して来たのよ!」って仰っていましたが、ご自分が被害者になっているの、わかります?

 

Sさん:ん?私が被害者?

 

湯川 :ええ。親のせいで私は我慢してきたと。そして今も怒ってますよね。

 

Sさん:ええっ?ワタシ今も親に怒ってるんですか?

 

湯川 :どうです?

 

Sさん:(しばし間を置き)ええ、そうかもしれません。私、怒って親を責めていますね。

 

湯川:何て責めてます?

 

Sさん:母親に「何で私の気持ちを受け止めてくれないのか!」

「何でいつもそんな怖いのか!」って。

 

湯川:そうなんですね・・・。

なので娘ちゃんが怒っている姿を見ると、自分が責められているように感じるのは、ホントはSさんが今も尚、母親に怒り、責めているからこそなんですよ。

「何で気持ちを受け止めてくれない!」「なんでいつもそんな怖いのよ!」って母を責める気持ちが強かったからこそ、娘ちゃんの姿を見たとき、自分が責められているように感じるわけです。

 

Sさん:あああっ!娘じゃなく、ワタシ!?

 

湯川:ええ。どうです?(笑)

 

Sさん:あぁ、そうです・・・。

娘じゃなく私が責めていたんだ。でもまさに、まさにその通りです!!

 

子どもの姿は自分の姿

子供の姿はまさに、自分のかつての思いそのものなのです。

だから子育て中って、怒ったり落ち込んだり感情がワサワサするのは、自分のホントの姿を見ているから。

 

子供を怒鳴って躾ける前に、自分の内側を見つめる必要があるんですね。

子供うんぬんではなく、自分のチャイルドの姿(潜在意識)が子供に投影されていただけのことですからね。

 

だから子供を変えようとしても、全く意味がないんですよ。

自分の姿が映っているのだから、変えるべきは自分なワケです。

 

親に対してどんな要求をしていたか?

そんな所に気づいたSさん。そこから思い出したように、更にお話下さいました。

 

Sさんのお父さんは、とても優しい方だったそうです。

それに比べて母親はいつも厳しくて、一緒に遊んでくれることも余り無かった。

 

そんなお母さんに対し

「お父さんのように優しくしてよ!」

「もっと私にニコニコしてよ!」

「もっと一緒に遊んでよ!」とそんな風に思っていたんですね。

この思いと要求こそが、Sさんが作ったマイルールなのです。

 

「親なら優しくすべき」

「親ならニコニコすべき」

「親なら傍にいて一緒にいるべき」

このような「マイルール」を無意識に持ったため、今自分が親になった時に、子供から「これが出来ていないぞ!」と責められているような気がする訳です。

 

子供自身はそんな風に責めるつもりなど、無かったかもしれない。

でも自分が親に持った思いがあったからこそ、子どもにその思いを投影し、自分自身が、がんじがらめになって、苦しんでいたということなのですね…。

 

当然のように要求していたということは!?

実はSさんのお母さんは、教師をしながら子育てをされ、愚痴や弱音も吐かず、母親としてかなりレベルの高いお母さんだったそうです。

 

そのお母さんに対して、

「もっと優しくして!」

「ニコニコして!」

「もっと傍に居て遊んで!」と要求していたSさん

 

それほど、Sさんにとってお母さんという存在は、特別で大好きで仕方なかったんですね。好きだからこそ、子供の頃はそう思っちゃったんですよね。

それは本当によく分かります。

 

でもね、当然のようにそう思っていた、ということは???

 

そうです!!

恐らく相当そのようにやってもらっていた、ということ!

 

やってもらっていたからこそ、その部分はアタリマエで「やってもらっている」という認識すらない。

だからちょっとでも「やってもらっていない!」と感じると、もともと与えられるべきものが与えられていない!と錯覚するわけ。

アタリマエにあるものはスルーし、足りない部分だけにフォーカスしているという状況。

 

さらに、本人にすれば、親ならその位の事をするのは最低限度のこと、と思っているワケです。

「私はそんな過大な要求などしていない。ただもうちょっと優しくしてよ!もうちょっとニコニコしてよ!と望んだ事がそんな要求の強いことなのか!」と最初思われていたんです。

 

「ちょっと望んだだけなのに…」

それくらいの思いでおられたのです。

それがどれほど高い要求で、どれほど親に完璧性を求めているかに、全く気づいていなかったってこと!!

 

いやー、ホント「アタリマエにやってくれていること」ってどれほどスゴいことなのか、子ども時代は全く見えていないんですよね。

 

親に求めた完璧性が苦しみの根っこ

つまり、Sさんの苦しみの根っこは、この「完璧性」

 

これを強烈に親に求めてきたことに、端を発しています。

 

相手に強烈に求めているからこそ、自分の些細な成長も認められないし、自分にダメ出しばかりしてしまう。

 同じように子供の成長や変化も「これくらい!」とか「ただのまぐれ」などと、完璧を求めて、全く認めようとしなかったのです!

 

自分にダメ出しをするホントの理由

このように、自分をひどく責めがちな人は

「自分の外側は常に完璧であるべき」

この思いが強烈に強い、ということなのです。

 

ですから自分の外側のことについて、常にイライラしている状態なんですね。

 

自分をひどく責めがちな人は「親や他人から完璧であることを求められたから」と思っている方が多いのですが、実際は違います。

いいでしょうか。

自分こそが親に対して完璧を求めていたからこそ、相手に求められているように思い、勝手に自分でダメ出ししているだけ

なのです!

 

視点を変えることができると、ここまで変わる事が出来るのです!!

でもなかなか自分一人では、ここまで見る事は難しいのかなと思います。

 

自分が源なのだ。

  

これを本当に腑に落とせるかどうかなのです。

そして必ず立ち返るべき視点は「相手が鏡だとしたら?」

ここなんですよ。

 

そこには一切の例外はありません。

現実は嘘をつきませんからね。

 

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湯川 央恵
幼少期からの家庭環境が将来のパートナーとの関係に大きく影響するということを 自らが夫婦関係の中で体験、 解決したことを機に、学んできた潜在意識、NLP、アドラー、フラクタル心理学、認知行動療法等を融合し, <ダメンズ引寄せ心理学の専門家>として活動。 クライアントに寄り添いつつも、問題点にズバリと切り込む独自のセッションが好評。 恋愛結婚の悩みのみならず、子育て、職場などの人間関係に悩む人たちが、自分らしさを取り戻し、真の自立を目指す女性になるまでの必要なアクションをきめ細かくサポート。 全国、海外からもセッション希望の問い合わせが多数寄せられている。

 - ├ 両親との関係性から紐解く, ├ 完璧でなければならない, ├ 怒らずにはいられない