期待に応えないと嫌われる

子どもの頃から親の期待に応えようと頑張って来た、
いわゆる「いい子」「しっかり者」という方が
湯川の所にこられるケースが何故だか多い。
それは私がそうだからか?(笑)
 
期待に応えないと、
親から見捨てられる、
嫌われる。
 
そんな風に思い、
大人になってからも無意識に
相手の期待に応えようと無理してしまう。
 
そして無理と我慢が積み重なった末、ドカンと爆発。
 
こうなると安心した人間関係を築くことが
難しくなってしまいますね。
 

Mさんの例(親との関係)

クライアントのMさんも、そんなお一人でした。
 
実は「他人の期待に応えなければ」が強い方は、
被害者意識が強い。
 
自分がいつも我慢して頑張らないといけない、
親は私が必死になっていることに気づいてくれない、
私だけがいつも頑張らないといけない。
 
そんな健気で可哀想な「被害者」に
なっているわけです。
 
でもね、この
「他人の期待に応えなければならない」と思うのは何故か?
ってことなのです。
 
Mさんとのセッションで出て来たのは・・・
自分こそが親に対して
高い期待を持っていたからこそ、
そしてその期待通りのことをしてくれなかったことで、
親を見限っていた
 
そちらが先だったのです。
 
記憶って、自分の都合良く自由に書き換えられますので、
先に自分が親に多大な期待を持ち、
そして見限ったことをすっかり忘れて、
無かったことにしているのです。
 
そして
「親の期待に応えなければ、親から見捨てられる」と
そこだけ記憶してしまっていたってこと。
 
つまりMさんの場合
「愛とは相手の期待に応えること」
この思い込みがあったんですね。
 
それがあったからこそ、
夫がMさんの期待に応えてくれないのを見て
「愛されていない」と思い、
上司から無理なことを頼まれても、
期待に応えることが愛だと思っているから
我慢してまでもやってしまう。
 
なのに、そのことにちっとも気がついてくれないと
「こんな忙しいのに見て分からないのか!」と
上司を見下し、心の中で責めていたということなのです。
 
忙しかったら「無理です」と言えばいいのに、
それをせず「見て分かれよ!」と思っていたってこと。
相当要求が高い!(笑)
口にせずとも察しろ!って
いつの間にか要求してたんですね・・・。
 
その思いをこの年まで気づかずに持っていたということは、
これまで周りから、相当いろんなことをやってもらっていた、
ということでもありますね。
 
でも、そこに意識が行ってなかったのです。
やってもらっていることを、全く見ていないのです。
 
それらを一切カウントせず
「もっと!もっと!」
「私の求めているものはそんなものじゃない!」と
際限なく要求していた、ということなんですね。
 
ここの解決ポイントはたった1つです。
 
親からの「愛」をどう意味付けていますか?
自分の「愛の定義」は何ですか?
 
これこそが、あなたの生き辛さ、
苦しい恋愛や結婚になってしまう理由なんですね。
Mさんはセッションでその部分をしっかり修正させていただきました。
 

Yさんの例(姉妹、親との関係)

夫婦揃って高学歴で有名企業に勤務のYさん。
他の方からは「すごい!」と思われているようです。
 
ところが、夫に対して言いたい事が言えず、
常に不安がつきまとう状態。
「こんなことを言ったらどう思うだろう」
そうやって我慢して、
最後には思いっきりヒドい言葉で罵ってしまう。
 
普段の人間関係でも自分に自信がなく
「弱みを見せられない」
「しっかりしなきゃ」と
ムリしすぎて、最後はキレてしまうパターンになりがち。
 
察してくれないことに対して、
怒りを爆発させてしまったり、一方的に距離を置いたり。
 
自分が何をしたいのか自分でも分からず
常に不安定な状態・・・。
 
「うん、うん、わかるわー」と
うなずいておられます?(笑)
 
なぜそんな風になってしまうのでしょうね。
 
セッションでいろいろお話を伺ったところ、
妹との関係性が出てきたんですね。
 
何もしなくても可愛がられる妹。
それに引き替え、
私はそのままでは価値がなく、
頑張ってやっとのことで
妹と同じ位置に立てた(と感じた)Yさん。
 
本当は妹のことがうらやましかったのです。
 
でもずっと
「うらやましい」なんて認めたくなかったんですね。
 
それを認めると、
自分には本当に価値が無くなるように
感じていたのかもしれません。
でも、それを認めることが大事ですね。
 
妹と同じポジション
(何もしなくても可愛がられるポジション)が
取れないことが分かったYさんは、
努力してしっかり者のポジションを、
やっと維持することができました。
 
小さなころ人から誉められたり、
通知表をみて嬉しそうな顔をしているお母さんをみて、
良い子やしっかりした子であれば、
母を喜ばせることができると思ったのです。
 
妹とのこともあり、
こうしてますます「しっかり者の自分」を
手放すことが出来なくなったんですね。
 
しっかり者の私、頑張っている私でないと
価値がない、と思い込んでしまったのです。
 
「誰かにそう言われたの?」と聞くと
暫く考え込み
「誰にも言われてない・・・」と。
 
ということは、
「自分が勝手に思い込んでしまった」
ということなんですね。
 
自分が思い込んでしまったものは
自分が解放することが出来る
 
そうなのです。
しっかり者だからこそ愛してもらえる
しっかりしていないと愛されない
Yさんの場合、
これを勝手に思い込んでいただけ
なんですね。
 
そりゃこんな思い込みを持っていたら、
弱みも見せられませんし、脇の甘いところも見せられません。
 
いつも真面目で優秀でちゃんとした、
取り繕った自分ばかりを
見せようとしてしまいますね。
 
でも、ホントの自分はそうじゃない、
表面的なことで取り繕っていることは、
自分が一番分かっているわけです。
 
弱みを見せてしまう場面に来ると
正論を振りかざして、相手が悪いと攻撃する。
そして弱みを見られないようにする。
 
こんなことを繰り返しているからこそ、しんどいワケです。
 
しっかり者の自分ではなく、
不完全な自分を受け入れること。
正論を振りかざし、相手を攻撃するのではなく、
ありのままの自分を認めること。
 
この力を身につけない限り
常に不安と怒りで満ちることになってしまいますからね。
 

まとめ

いかがでしたか?
 
ふたりとも、
相手の期待に応えることで自分の存在価値がある、と思い込んでいましたね。
 
どうすれば、そんな思い込みから解放されるのか?
セッションを受けるのがいちばんの近道ですが、まずはご自身の過去を振り返ってみるのも有効です。
 
親との関係、ご自身の愛の定義を見直してみる。
 
そして、周りに感謝して、不完全な自分を認めること。
ここからです。
 
完璧でなくていいんです。
まずは、ありのままの自分を見つめることから、はじめてみませんか?
そうすることで、ご自身の思い込みを見つけたり、期待に応えなければ、という思いからの解放に繋がりますからね。


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